NFT作品の作り方・出品方法と出品手数料を7分で解説【初心者向け】
- 2022.02.17
- 2023.03.08
- NFT


NFT作品の作り方・出品方法がわからない

NFTの出品手数料(ガス代)っていくらかかるの?
今回はこんなお悩みを解決します。

NFTの出品・購入経験のある筆者がわかりやすく解説します!
記事を書いた本人が自分の作品をNFT作品を作り、出品した流れをそのまま解説します。
出品手数料(ガス代)についても具体的に触れているので、ぜひご覧ください。
- この記事を書いた人
- ● 都内某企業の制作部門マネージャー。 DTP、Web、設計などを手がける
● 2021年12月にOpenSeaでNFTを出品・販売
NFTの出品や売買には仮想通貨と仮想通貨取引所の口座開設が必要です
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GMOコインの詳細については公式ページから確認できます。
※日本円の大口出金手数料を除く

口座開設してから取引までどのぐらいかかるの?

私は朝に申請して、昼前ぐらいに承認きましたよ!
NFT作品の作り方・出品方法の流れは以下です。
❶ 出品・販売したいNFT作品を準備
❷ 仮想通貨口座の開設・イーサリアムを購入
❸ メタマスクを作成・仮想通貨を入金する
❹ OpenSea(出品するお店)に登録
❺ OpenSeaでコレクションを作る
❻ NFT作品を登録・出品・販売する
この6ステップでかんたんに出品・販売ができます。
NFT作品の作り方と出品方法【7分でわかる】
では、ここからNFT作品の作り方と出品方法について解説します。
出品・販売したいNFT作品を準備
まずは出品・販売する作品を準備しましょう。
と言われて、すぐに作品を準備できる人なんてなかなかいませんよね。

絵めっちゃ下手くそなんだけど・・・

大丈夫です!
スマホだけあれば無料で作品を作れますよ!
以下の記事では【初心者OK】無料でスマホでできるNFT作品の作り方を紹介しています!
販売できるファイル形式は下記の通りです。
現在NFTはアイコン用のイラストが圧倒的シェアを占めており、ファイル形式としてはJPGやPNG、SVGが多いです。
ファイル形式 | ファイルの種類 |
イラスト | JPG, PNG, GIF, SVG |
動画 | MP4, WEBM |
音楽 | MP3, WAV, OGG |
3Dモデル | GLB, GLTF |
仮想通貨口座の開設・イーサリアムを購入
NFTを出品・販売するには仮想通貨が、そして仮想通貨を買ったり日本円に換金したりするには仮想通貨の口座開設が必要です。
知識ゼロの頃の私ですら、すんなり口座開設できたのが分かりやすさに定評のあるコインチェック。
そして、NFTをひんぱんに取引する方には送金・即時入金手数料が無料のGMOコインがおすすめ。
仮想通貨取引所をどこにしようか迷っている方に上記の2サービスは特におすすめします。

出典:コインチェック公式ページ

出典:GMOコイン公式ページ
❶ メールアドレス・パスワード設定
❷ 基本情報の入力
❸ アプリでかんたん本人確認
❹ 仮想通貨口座へ入金・イーサリアムを購入

アプリの画面とか難しくない??

コインチェック・GMOコインどちらも分かりやすいし、デザイン的にも目に優しくて本当に見やすいですよ
コインチェック・GMOコインの口座開設は無料!初めての方でも10分あれば申請は終わります。
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※2022年5月金融庁暗号資産交換業者登録対象、コインチェック調べ

仮想通貨っていくらぐらい買っておけばいい?

私は最初1万円入金しておきました。
イーサリアムの送金やNFT購入・売却の承認時にも手数料がかかるんです
・未出品の作品に『購入希望』オファーがあった時の承諾の時
・作品を無料でプレゼント(Giveaway)する時
などにガス代(手数料)分が足りず、売れなかったり、処理ができないという恐れがあります。
メタマスク(Metamask)を作成・仮想通貨を入金する
メタマスク(Metamask)は仮想通貨やNFTを入れておける便利な財布のようなものです。

出典:メタマスク公式ページ

このメタマスクって何?これをどうすればいいの?

Google Chromeの追加機能で仮想通貨版の財布みたいなものです。
これをインストールすればOKですよ!
メタマスクをインストール〜設定の流れは以下をご覧ください。
❶ メタマスク(MetaMask)をChromeに追加
❷ ウォレットの作成
❸ パスワードの作成
❹ 秘密のバックアップフレーズの表示と確認
❺ メタマスク(MetaMask)の設定完了
以下の記事で詳しい手順を20枚以上の画像付きで詳しく解説しています。
OpenSea(出品するお店)に登録
続いてNFT作品を出品するOpenSeaに登録していきます。
❶ OpenSea(お店)とMetaMask(財布)を接続
❷ 承認画面で『署名』をクリック
❸ ユーザー名とメールアドレスを設定&認証
OpenSea(お店)とMetaMask(財布)を接続
OpenSea画面右上のアイコンから『Settings』を選択します。

『Connect your wallet』の画面で『MetaMask(メタマスク)』をクリック。

承認画面で『署名』をクリック
『MetaMaskを使用して接続』の画面が表示されるので、「次へ」をクリック

『(自分のアカウント名)に接続』という画面が表示されたら『接続』をクリックします。
『署名の要求』画面で『署名』をクリック。

ユーザー名とメールアドレスを設定&認証
次の画面で『Username』に自分のユーザー名、『Email Address』にメールアドレスを入力。

『Please verify your email address』と言うメッセージが表示されるので、届いたメールを認証すれば接続は完了です。

OpenSeaでコレクションを作る
まず、作品を収録しておく作品帳(コレクションと言います)を作成します。
進め方は以下の3ステップです。
❶ コレクションの各画像を登録
❷ コレクションの名前・概要を登録
❸ 取引条件・表示方法を設定
>>OpenSea公式ページにアクセス

画面右上の自分のアイコンをクリックし「My Collections」をクリックします。

「Create a collection」をクリックします。

コレクションの各画像を登録
最初にロゴ・アイキャッチ・バナー画像を登録します。
英語で書いてありますが内容はかんたんです。

● Logo image : ロゴのアイコン画像を設定
● Featured image : アイキャッチ画像を設定
● Banner image : コレクションページ一番上のバナー画像を設定
コレクションの名前・概要を登録
続いてコレクションの名前や概要を登録していきます。

コレクションの名前・URL・説明を登録

● Name : コレクション名
● URL : 自分のコレクションのURLを設定
● Description : コレクションの内容説明

自分のコレクションの名前やアドレスを決めるってことですね!
NFT作品のカテゴリー・SNSリンクを設定
ここでは出品するNFT作品のカテゴリーやSNSのリンクを設定します。

● Category : 出品するNFT作品のカテゴリーを設定
● Links : 自分のブログやTwitter、各種SNSのリンクを設定
出品するカテゴリーを選ぶ


「Category」では出品する作品に見合ったカテゴリーを選びましょう!
作品を探しているユーザーが作品を見つけやすくなりますよ。
自分のブログやSNSを登録する
「Links」には自身のブログやSNS・外部リンクがあれば登録します。

取引条件・表示方法を設定
次にロイヤリティ(※)や、作品の取引に使う仮想通貨を設定します。
ロイヤリティとは
作品が転売された時に原作者(作品を最初に売った人)に入ってくる利益のこと。

決めた利率で転売されるたびに何度でもロイヤリティが入ってきますよ
ロイヤリティ(転売時の販売利益)の利率設定


設定は最大値の10%でOK!
メタマスク(仮想通貨の財布)のアドレスを入力
この3ステップで完了です。
- メタマスクを起動
- メタマスクのアカウント名にカーソルを乗せ、アドレスコピー
- 『Your payout wallet address』にペースト
手順は以下の通りです。

作品の取引に使う仮想通貨を設定
取引に使う仮想通貨を設定します。
「Ethereum・Polygon」の2つから選べます。
Ethereum(イーサリアム)とPolygon(ポリゴン)の違い
● Ethereum : NFTとして価値が高い。購入オファーの承諾時にガス代がかかる
● Polygon : NFTとしての価値が低い。処理が早い。

え…?結局どっちがいいの?

気軽にやるならPolygon(ポリゴン)、将来的な価値を考えるならEthereum(イーサリアム)がおすすめ!
BlockChainの設定
上記の基準から自身に合った仮想通貨を選択しましょう。
今回はEthereumを選択しました。

Payment tokenの設定
上記にならってEthereum(ETH)を選択。
アートの表示方法を設定
表示テーマを設定
『Display theme』から好みのものから選択しましょう。
今回は『Contained』を選びました。

Explicit & sensitive contentの設定
出品作品が過激・センシティブなものに当たる場合はこちらをチェック。
最後に『Create』をクリックすればコレクションの作成は完了です。
NFT作品を登録・出品・販売する
コレクションにNFT作品を登録
先程作成したコレクションにNFT作品にするファイル、その関連情報を登録していきます。

画面右上の『Create』をクリック。
NFT作品の画像・情報を入力

出品するNFT作品のファイルを登録。
続いて名前、外部リンク、説明を入力します。

● Name : NFT作品名
● External Link : 外部リンクのことです。自分のブログやHPを登録
● Description : NFT作品の内容説明
コレクションと詳細情報を設定
先程作成したコレクションを選択します。


『Select collection』以降の項目は詳細設定も可能ですが、そのままでもOK!
初回は『Supply(NFTの供給量)』という項目のみ『1』に設定しておけばOKです。

取引に使う仮想通貨を設定
EthereumかPolygonのどちらかを選択します。
今回はEthereumで設定しました。

NFT作品の登録情報を確定

最後に『Create』をクリックすればNFT作品の登録は完了です。

NFT作品を出品・販売する
先程登録したNFT作品を出品・販売していきます。
NFTの販売方法は2通り
OpenSeaでのNFT販売方法には2種類あります。
● Fixed Price : 固定価格で販売
● Timed Auction : オークションで販売
今回は固定価格で販売するやり方を解説します。
NFT作品を販売する
出品登録したNFT作品を販売していきます。

登録済みのNFT作品の画面内「Sell」をクリック。
販売価格・スケジュールを設定
前項で解説した販売方法を選択。
ここではFixed Price(固定価格で販売)を選択します。

続けて、NFT作品の価格や販売スケジュール、その他の情報を設定します。
● Price : いくらで売るのかを設定します。
● Schedule listing : NFT作品を販売するスケジュールを決めます。
「More Options」でも細かく設定できますが、上記の「価格」「期間」だけ設定すればOKです。

上記の項目を埋めたら『Complete listing』をクリックすると以下の画面に切り替わります。

● Initialize your wallet:ウォレット(仮想通貨の財布に当たるもの)の初期化費用
● Approve this item for sale:作品を売るための承認費用
以前はこの時点で高額なガス代(手数料)が発生していましたが、2022年6月以降、初回出品時のガス代は撤廃されています。
メタマスクに署名する
1番、2番の処理が終わると、メタマスクが上記の画面に切り替わるので『署名』をクリック。

処理が終わるとこのような画面が表示されます。

これでNFT作品の出品は完了です。
大変お疲れ様でした!
NFT出品・販売にかかる手数料っていくら?
出品時の費用目安は約2,000円〜3,000円(2023年1月現在)です。
上記に販売手数料2.5%(売価から自動的に天引き)がかかります。
タイトル | タイトル |
メタマスクへの送金手数料 | 2,000円〜3,000円前後 |
初回出品時の手数料(ガス代) | 無料(2022年6月〜無料化) |
購入オファー承諾時手数料(ガス代)(※2) | 2,000円〜3,000円前後 |
出品費用合計(概算) | 2,000円〜3,000円前後 |
※1=出品費用合計は目安であり概算です。実際にかかる費用はイーサリアムの時価やトランザクションの混み具合により変動します。
※2=『販売していない作品』に対し、買い手からのオファーを承諾する時にかかる(固定価格で販売している時にはかかりません)
2022年6月OpenSea公式からの発表で初回出品時の手数料(ガス代)が撤廃
No setup fees:
— OpenSea (@opensea) June 14, 2022
In addition to saving ~35% in gas fees for transactions, you will no longer have to pay a one-time setup fee to start using OpenSea. By removing the setup fee alone, the OpenSea community could save $120m each year.
<上記の和訳>
セットアップ料が無料
取引にかかるガス代を約35%節約できるほか、OpenSeaを使い始めるための1回限りのセットアップ料が不要になります。セットアップ料金の廃止だけで、OpenSeaコミュニティは毎年1億2千万ドルを節約することができます。

出品するなら日曜、金曜の午後の時間帯がガス代が安くて狙い目!
ガス代のチャートサイト『EthereumPrice』が参考になります。

私が『OpenSea(※)』でNFT作品初出品時に実際に見ていたサイトです。
こちらを参考にガス代の安い時間帯を狙って出品するのがおすすめ。
※=NFTを売り買いできるお店

出品時にガス代を節約する方法
まとめ
NFT作品をOpenSeaで作り、出品する方法と手数料について解説してきました。
ぜひ、この機会に自分のNFT作品を世に送り出し、クリエイターとして新たな一歩を踏み出していきましょう。
NFTの出品や売買には仮想通貨と仮想通貨取引所の口座開設が必要です
【送金・即時入金手数料が無料※】GMOコイン公式ページから口座開設
GMOコインの詳細については公式ページから確認できます。
※日本円の大口出金手数料を除く
【取り扱い仮想通貨数 国内最大級※】コインチェック
公式ページから口座開設
コインチェックの詳細については公式ページから確認できます。
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- 仕事の休み時間中にスマホでもできる!
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最初ってどのぐらい入金した?

私は1万円ぐらい(笑)
今はイーサリアムの時価が安いから早めに入金したほうがお得ですよ!
当ブログではNFTのはじめ方から、NFTの購入方法などをわかりやすく紹介しています。
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